やってくれたね おかあさん

はぁ~ 今日は大忙しの日だ。


朝から、高校巡り


夜からは塾だよ。


気が重いけど塾へ行くよ


ぼく  こんばんわ


横ちゃん先生 おい ちょっとこっち来い


何 何 何 びびる


なんか過去問置いてあるし 


どこのか見るとH県立大学付属高校の過去問⁉


なんで横ちゃん先生が知ってるん


横ちゃん先生  お前は本当はどこの高校に行きたいんだ?


と優しく聞いてくれた。


ぼく  S高校です。


横ちゃん先生 よし、分かった。そしたらこのH県立大学付属高校の過去問捨てる


と言ってゴミ箱へ捨てた。


横ちゃん先生 明日から毎日、塾へこい。塾で勉強だ いいか。S高校へ向けて


       一緒に頑張ろう。


ぼく    はい。  一体どうなってるんだ?



どうやら、お母さんが横ちゃん先生に電話したみたいだ。


やっぱりね。


H県立大学付属高校の推薦をしてもらえそうなのに、本人がS高校かN高校かって言って


るんです。せっかく、学校に無理行ってH県立大学付属高校の推薦もらえそうなんです。


横ちゃん先生 おかあさん、確かに世間的にH県立大学付属高校の方が良いですが


本人がどこへ行きたいのかが一番です。私が今日、確認してみますので。


とのことだったらしい。


流石、根回し上手なおかあさん。


明日から 学校終了後、毎日塾だよ。